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プラセンタ・亜鉛の美肌サプリはどう選ぶ?美容成分別に特徴を解説

プラセンタと亜鉛のサプリメントを成分表示と1日配合量で比較して選ぶイメージ 美肌サプリ
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美肌サプリで迷ったら、栄養不足を補うなら亜鉛、プラセンタを試すなら純末量・原料・品質表示を確認するのが基本です。

プラセンタと亜鉛は同じ美容系サプリに配合されることがありますが、亜鉛は必須ミネラル、プラセンタは豚や馬の胎盤を原料とする食品素材で、そもそも比較する物差しが違います。

プラセンタと亜鉛はどっちがいい?まず違いを比較

結論からいうと、「どちらの美容効果が上か」ではなく、何を目的に摂るのかで選ぶべき成分が変わります。

食生活で不足しがちな栄養素を補いたいなら亜鉛、プラセンタという美容食品素材そのものを試したいなら、原料や純末量などを確認してプラセンタを検討する、という分け方が分かりやすいでしょう。

比較項目 亜鉛 プラセンタ
位置づけ 人体に必要な必須ミネラル 主に豚・馬の胎盤由来の食品素材
選ぶ基準 1日量・食事量・他サプリとの重複 原料・純末量・品質表示
公的な摂取基準 あり 必須栄養素としての推奨量はなし
向いている考え方 不足している栄養を補う 美容食品素材として検討する

亜鉛は、消費者庁の「栄養機能食品」で機能表示の対象となるミネラルの一つです。栄養機能食品は、特定の栄養成分を補給する目的で利用する食品で、定められた条件を満たせば国が定めた表現による機能表示ができます。個別に国の許可を受ける制度ではなく、基準に基づく自己認証制度です。

一方、プラセンタには「30代女性なら1日○mg必要」といった栄養学上の推奨量は設定されていません。

ここを押さえるだけでも、「亜鉛20mgとプラセンタ20,000mgなら数字の大きいプラセンタのほうが良い」といった比較には意味がないことが分かります。

美容サプリを選ぶときに大切なのは、大きな数字そのものではありません。

その数字が何を示していて、自分がその成分を摂る理由があるのかまで確認することが、失敗しにくい選び方だと考えます。


プラセンタの美肌サプリはどう選ぶ?馬・豚より純末量を確認

プラセンタサプリを選ぶなら、「馬か豚か」というイメージだけでなく、プラセンタエキス純末量と品質情報を見ることが重要です。

市販品では「馬プラセンタ」「国産豚プラセンタ」「高濃度」「○万mg」といった表示が目立ちますが、それだけでは製品の中身を十分に比較できません。

豚プラセンタと馬プラセンタはどちらがいい?

一般的な動物由来プラセンタ食品には、豚や馬の胎盤を原料としたものがあります。

公益財団法人日本健康・栄養食品協会(JHNFA)が定める「プラセンタ食品」のJHFA規格でも、プラセンタエキスに用いる胎盤について豚または馬由来のものを対象に規格が設けられています。

馬プラセンタは希少性などを特徴として販売されることがありますが、「馬由来だから豚由来より美容効果が高い」と原料動物だけで優劣を決めることはできません。

選ぶときには、次の情報を確認すると比較しやすくなります。

  • 原料が豚・馬など何由来なのか
  • 1日の摂取目安量が明記されているか
  • プラセンタエキス純末量が分かるか
  • 製造・衛生管理などの品質情報が開示されているか
  • 第三者の品質規格など、客観的に確認できる情報があるか

特に注目したいのが、プラセンタエキス純末という表示です。

プラセンタエキスは加工方法によって水分などを含むため、「プラセンタエキス30,000mg」のような数字だけでは、別商品と同じ条件で比較できないケースがあります。

JHNFAが公開しているJHFAのプラセンタ食品規格では、プラセンタエキス含有食品について「プラセンタエキス純末の含有量は表示以上」とする製品規格が設けられています。

さらに、1日の摂取目安量はプラセンタエキス純末として100mg以上が目安とされています。

ただし、ここは誤解しないようにしたいところです。

純末100mg以上なら美肌効果が保証される、という意味ではありません。

100mgという数字はJHFA品質規格上の摂取目安であり、「肌に効く最低量」を示した医薬品の用量ではないからです。

「プラセンタ○万mg」の数字は何を表している?

プラセンタサプリで大きな数字を見つけたら、最初に確認したいのは単位より、その数字の算出方法です。

たとえば「30,000mg」という表示があったとしても、原料換算なのか、エキスの重量なのか、乾燥させた純末としての重量なのかで意味は変わります。

そのため、商品Aが「プラセンタ30,000mg」、商品Bが「純末300mg」と表示していても、30,000対300という数字だけで商品Aが100倍優れているとは判断できません。

これはプラセンタ選びで特に重要なポイントです。

大きな数字を見たら、数字そのものではなく「何を何mgと数えているのか」を見る。この習慣があるだけで、広告コピーに左右されにくくなります。

「植物性プラセンタ」「海洋性プラセンタ」は同じもの?

商品によっては「植物性プラセンタ」「海洋性プラセンタ」といった名称が使われることもあります。

ただし、植物や魚には豚や馬のような哺乳類の胎盤はありません。

こうした名称の商品には、それぞれ植物や魚由来の素材が使われていますが、原材料や製法は商品によって異なります。

そのため「プラセンタ」という商品名だけで動物胎盤由来と判断せず、原材料欄を確認して何由来の素材なのかを見ることが大切です。

プラセンタにどこまで美容効果を期待していい?

プラセンタは美容素材として広く販売されていますが、健康食品は医薬品とは異なります。

消費者庁も、保健機能食品を含む食品について、疾病の治療や予防のために摂取する医薬品とは区別しています。

したがって、「プラセンタを飲めばシミが消える」「肌荒れが治る」「必ず若返る」といった効果を前提に選ぶべきではありません。

プラセンタは、効能を断定して購入するものではなく、原料・含有量・品質情報を確認したうえで美容食品の選択肢として検討する素材と捉えるのが現実的です。


亜鉛の美肌サプリは何mg?成人女性の推奨量を確認

亜鉛サプリは、高配合の商品を探すより、食事を含めた1日の総摂取量を見ることが重要です。

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人女性の亜鉛推奨量は年齢によって1日7.0~8.0mg、耐容上限量は成人で1日35mgとされています。

女性の年齢別推奨量は次の通りです。

  • 18~29歳:7.5mg/日
  • 30~49歳:8.0mg/日
  • 50~64歳:8.0mg/日
  • 65~74歳:7.5mg/日
  • 75歳以上:7.0mg/日

18歳以上の女性の耐容上限量は35mg/日です。

男性では18~29歳と75歳以上が40mg、30~74歳が45mgとされており、男女で同じ数字ではありません。

ただし、ここで非常に大切なのが、推奨量は「サプリから7.5mgや8mgを摂ればよい」という意味ではないことです。

食事から摂る亜鉛も含めた1日の摂取基準です。

普段の食事で亜鉛を摂れている人が、美容目的だからという理由だけでサプリからさらに15mg、20mgと上乗せする必要があるとは限りません。

亜鉛15mgの商品ならどう考えればいい?

たとえば30~49歳女性が、1日15mgの亜鉛を含むサプリを見つけたとします。

この年代の推奨量は8.0mgですが、だからといって「15mgは推奨量より多いので8mgの商品にすべき」と単純計算することもできません。

推奨量とサプリの配合量は、そもそも意味が違うからです。

見るべきなのは、普段の食生活と、ほかのサプリも含めて1日全体でどのくらい摂っているかです。

亜鉛は牡蠣などの魚介類や肉類、卵、大豆製品などにも含まれます。

食事量が十分な人と、欠食が多く食生活が大きく偏っている人では、同じ15mgサプリでも検討する意味は変わります。

「サプリの重複」が高配合より見落としやすい

美容系サプリで私が特に確認したいのは、単品商品の含有量より複数製品による隠れた重複です。

たとえば、

  • 亜鉛サプリ:15mg
  • マルチビタミン・ミネラル:8mg
  • 美容サプリ:5mg

を毎日の目安量どおり摂れば、サプリだけで亜鉛は合計28mgになります。

さらに食事から摂取する分もあります。

成人女性の耐容上限量35mgは、特定のサプリ1製品だけを評価するための数字ではありません。

このため、美肌サプリを追加するときは一度「サプリの棚卸し」をするのがおすすめです。

現在飲んでいる商品の成分表示をすべて並べ、「1日当たり」の亜鉛、ビタミンC、ビタミンEなどを合計してみます。

新しい美容成分を一つ増やすより、すでに重複している成分を見つけるほうが、実際の商品選びでは役立つことがあります。


プラセンタと亜鉛は結局どっちを選ぶ?

迷ったときは、次の2つに分けて考えるとシンプルです。

亜鉛=不足する可能性のある必須栄養素を補いたい人が検討する。

プラセンタ=純末量・原料・品質を確認し、美容食品素材として試したい人が検討する。

つまり、「美肌ならどちらが強いか」という勝負ではありません。

食生活の偏りが気になるなら亜鉛を先に確認

欠食が多い、食事量そのものが少ない、肉や魚介類などをあまり食べないなど、食生活に偏りがある場合は、まず食事と必須栄養素の摂取状況を見るのが自然です。

亜鉛には厚生労働省の食事摂取基準があるため、年齢や性別に応じた目安と照らしながら考えられます。

ただし、肌荒れなどの症状だけから「自分は亜鉛不足だ」と自己診断し、高用量のサプリを飲むという意味ではありません。

気になる症状が続く場合は、サプリを増やす前に医療機関などへ相談することも大切です。

プラセンタを試したいなら「表示の透明性」で比べる

プラセンタを選ぶ場合、私ならブランドイメージより次の順序で確認します。

1. 豚・馬など何由来なのか
2. プラセンタエキス純末量が確認できるか
3. 1日の摂取目安量が明確か
4. 製造・衛生管理などの品質情報があるか
5. 「高濃度」ではなく比較可能な数字が示されているか

この順番なら、「サラブレッド由来」「プレミアム」「高濃度」といった印象の強い表現だけに引っ張られにくくなります。

JHFA規格と亜鉛の食事摂取基準は、どちらも数字が登場しますが意味は異なります。

亜鉛の推奨量は、人が健康を維持するための栄養摂取について設定された基準です。

一方、JHFAのプラセンタ純末100mg以上という数字は、プラセンタ食品の品質規格上の摂取目安です。

この2種類の数字を同じ「美容に必要な量」として扱わないことが、プラセンタと亜鉛を比較するときの重要なポイントです。

※画像はAIによるイメージ

プラセンタと亜鉛は併用できる?ビタミンCなども確認

プラセンタと亜鉛を同時に配合した健康食品もあります。

そのため、「プラセンタと亜鉛は一緒に含まれているだけで問題」という組み合わせではありませんが、併用時は亜鉛など栄養素の総摂取量と各商品の注意表示を確認する必要があります。

特に注意したいのは、別々の商品を使う場合です。

美容サプリには亜鉛だけでなく、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンEなどが複数配合されていることがあります。

そこにマルチビタミン・ミネラルを加えると、気付かないうちに同じ栄養素が重なる場合があります。

消費者庁も保健機能食品を利用する際には、目立つキャッチコピーだけでなく、成分や一日当たりの摂取目安量、摂取上の注意事項を確認するよう案内しています。

ビタミンC入りなら美容効果が上がる?

ビタミンCも亜鉛と同様、栄養機能食品で機能表示の対象となる栄養成分です。

しかし、「亜鉛+ビタミンC+プラセンタならシミが消える」「成分数が多いほど肌がきれいになる」という意味ではありません。

複合サプリを見るときは「美容成分10種類」という数よりも、それぞれが1日当たりどのくらい入っているかを確認したほうが実用的です。

「全部入り」は一つの商品で管理しやすいメリットがありますが、すでに別のサプリを使っている人にとっては、不要な重複が増えることもあります。

美容サプリは成分数の足し算ではなく、今摂っているものを含めた全体設計で見るのがポイントです。


プラセンタ注射とサプリは同じ?献血制限の2026年見直しにも注意

「プラセンタ」と検索すると、サプリだけでなく医療機関で使用されるプラセンタ注射の情報も見つかります。

しかし、市販の豚・馬由来プラセンタサプリと、ヒト胎盤エキスを使用した医療用注射剤は別物です。

厚生労働省によると、国内のヒト胎盤エキス注射剤には「メルスモン」と「ラエンネック」があります。

メルスモンは「更年期障害、乳汁分泌不全」、ラエンネックは「慢性肝疾患における肝機能の改善」に、それぞれ保険適用を持つとされています。

これら医薬品に認められている内容を、豚・馬などを原料とする市販のプラセンタサプリにそのまま当てはめることはできません。

2026年にプラセンタ注射後の献血制限はどう変わる?

2026年2月、厚生労働省はヒト胎盤エキス注射剤の使用歴がある人に対する献血制限を見直す方針を公表しました。

従来は、過去にプラセンタ注射剤を使用した人について期間を定めず献血を見合わせる扱いでした。

厚生労働省は2026年秋ごろをめどにこの現行制限を撤廃し、プラセンタ注射剤については投与後3か月の献血延期とする扱いへ移行する方針を示しています。

2026年8月時点では、厚生労働省の案内上、実際の撤廃時期は「令和8年秋頃を予定」とされています。

そのため、献血を予定している人は、実際に献血する時点で日本赤十字社などの最新条件を確認してください。

そして、この制度変更はあくまでヒト胎盤エキス注射剤に関するものです。

市販のプラセンタサプリを飲むことと同じ扱いではないため、「プラセンタ」という言葉だけを見て混同しないよう注意しましょう。


美肌サプリ選びで大切なのは「足し算」より「棚卸し」

ここからは、これまで確認した公的基準や表示制度を踏まえた考察です。

プラセンタと亜鉛を比較して見えてくるのは、「高配合」という言葉だけでは商品の価値を判断できないということです。

亜鉛には年齢・性別ごとの食事摂取基準があり、成人女性なら推奨量は1日7.0~8.0mg、耐容上限量は35mgです。

一方、プラセンタには必須栄養素としての1日推奨量はありません。

JHFAの「純末100mg以上」という数字も品質規格上の目安であって、「100mg以上なら肌への効果が出る」という基準ではありません。

この違いを考えると、美容サプリの商品ページに並ぶ数字は、数字の大きさより「その数字が何を意味しているか」まで読む必要があると感じます。

特にプラセンタでは、原料換算量やエキス量だけを大きく見せる商品と、純末量まで明示する商品では、消費者が比較できる情報量に差があります。

亜鉛でも同じです。

「15mg配合だから高品質」というより、食事や他製品からの摂取量を含めたときに、自分にとってどういう位置づけになるかを見るほうが合理的でしょう。

その意味で、私が美肌サプリ選びでおすすめしたいのは買い足す前の棚卸しです。

現在飲んでいるサプリの名前ではなく、裏面の成分表示を見てください。

「亜鉛」「ビタミンC」「ビタミンB群」「ビタミンE」などを1日当たりの量で書き出すと、商品名が違っても同じ栄養素を重ねていたことに気付く場合があります。

これは、プラセンタと亜鉛の「どちらを追加するか」を考える前にできる実践的なチェック方法です。

もう一つ忘れたくないのは、肌の状態をすべてサプリの不足だけで説明しないことです。

肌の状態には食事だけでなく、紫外線、乾燥、睡眠、日々のスキンケアなどさまざまな要因が関係します。

「乾燥するからプラセンタ」「肌荒れが気になるから亜鉛」と悩みのたびに商品を足していくより、食生活や生活習慣、現在使っているサプリを一度整理するほうが、結果的に無駄な重複を避けやすいと考えます。

肌荒れ、強いかゆみ、炎症などが続いている場合には、サプリだけで対応しようとせず、皮膚科などの医療機関に相談してください。

妊娠中・授乳中の人、持病がある人、医薬品を服用している人も、サプリを追加・併用する前に医師や薬剤師へ確認するのが安心です。


まとめ

プラセンタと亜鉛は、同じ「美肌サプリ」の売り場に並んでいても役割が違います。

栄養不足を補う目的なら、まず亜鉛を食事からどのくらい摂っているか確認する。プラセンタを試すなら、馬・豚というイメージより純末量・原料・品質情報を見る。この分け方が基本です。

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人女性の亜鉛推奨量は年齢により1日7.0~8.0mg、耐容上限量は35mgです。これはサプリだけではなく、食事を含む摂取量を考えるための基準です。

プラセンタでは、JHFA規格でプラセンタエキス純末の含有量や品質基準が定められ、1日の摂取目安量は純末として100mg以上とされています。ただし、この数字は美容効果を保証する用量ではありません。

どちらを選ぶ場合も、「高配合だから良い」と考えるのではなく、その数字が何を意味し、自分がすでに何を摂っているのかを確認することが大切です。

食事や睡眠、紫外線対策、スキンケアを土台にし、サプリは必要なものだけを補う。そのくらいの距離感で付き合うのが、美肌サプリを無理なく選ぶ方法だと考えます。


よくある質問

プラセンタと亜鉛は結局どっちを選べばいい?

食生活の偏りなどから栄養不足が気になる場合は、まず亜鉛を含む食事と1日の総摂取量を確認すると判断しやすくなります。

プラセンタという美容食品素材を試したい場合は、馬・豚などの名称だけではなく、プラセンタエキス純末量、原料、1日の摂取目安量、品質管理情報を比較してください。

プラセンタと亜鉛は一緒に飲んでもいい?

両方を一つの商品に配合した健康食品もありますが、複数のサプリを併用する場合は各商品の摂取目安量と注意表示を確認してください。

特に亜鉛はマルチビタミン・ミネラルや美容サプリにも含まれるため、商品ごとではなく1日に摂る全製品を合計して確認することが重要です。

亜鉛は15mgや20mgなど高配合のほうが美肌にいい?

亜鉛は配合量が多いほど美容効果が高くなるとはいえません。

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人女性の推奨量は年齢により1日7.0~8.0mg、耐容上限量は35mgです。食事由来の摂取量も含め、高い数字だけを基準に商品を選ばないようにしましょう。

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