「今日こそ、会えると思ったのに──」
ショーケースの中、ぽっかり空いた一角を見つめて、ふと足を止める。
そこにあるはずだった“もっちゅりん”は、またも姿を消していて。
何度アプリを開いても「該当なし」。
何度店舗に通っても「本日分は終了しました」。
食べたい気持ちが募るほど、“幻”という言葉がしっくりくるようになってきました。
でも、諦めるには、あまりに魅力的すぎる。
だって、もちっと、むっちり、ふわっと心ほどけるドーナツだなんて──
一度味わえば、きっと誰かに話したくなるに決まってる。
この記事では、ミスドの新作『もっちゅりん』がなぜ買えないのか、その理由と背景、
そして実際に買えた人のリアルな体験談や、
次こそ手に入れるための裏ワザを、ていねいにまとめました。
幻は、幻のままじゃ終わらない。
あなたにも、あの“もっちゅりん”と出会える日がきますように──。
- ミスド「もっちゅりん」が買えない理由と背景
- 実際に買えた人の体験談(平日昼の奇跡)
- ネット予約(モバイルオーダー)活用のコツ
- 確実に買うための店舗別対策
- 販売時間・個数制限・おすすめ時間帯
ミスド「もっちゅりん」が買えない理由とは?
「今日こそは買えるって思ったのに…」
開店前から並んで、アプリで何度も確認して、昼休みを削ってまで行ったのに、ショーケースの前にはぽっかりと空いたスペース。そして、張り紙には『本日分のもっちゅりんは完売いたしました』。
たった一言が、胸に刺さる。
そんなふうに「買えない」という体験を繰り返すうちに、気づけば『もっちゅりん』という名前にさえ、切なさを感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
でも、それだけ“みんなが欲しがるスイーツ”には、ちゃんとした理由があるのです。
想像を超える反響──「幻のスイーツ」になった日
『もっちゅりん』が全国のミスドに登場したのは、2025年6月4日のこと。
発売前から公式サイトやSNSでじわじわと話題になっていた“もちもち&ぷるぷる”の新シリーズ。商品ビジュアルの時点で「絶対うまいやつ」「次のポンデ枠確定」と注目されていました。
いざ販売が始まると、初日からミスドの各店舗に大行列。SNSでは「開店30分前で10人以上並んでた」「開店10分で完売」といった報告が相次ぎ、まさに「発売=即品切れ」という異常事態。
その反響はミスタードーナツの想定すら超えていて、なんと公式からは異例の謝罪文が発表されることに。
「楽しみにされていたお客様にご迷惑をおかけしております」という言葉に、企業の誠実さは感じつつも…やっぱり、食べられない悲しみは簡単に埋まりません。
「モバイルオーダーすら勝てない」争奪戦
「じゃあ、ネットで予約できるんじゃ?」と思って開いたモバイルオーダー。
ところが、出てくるのは『該当する商品はありません』の無情な文字列。
実は、店舗によってはそもそもネット予約に対応していないところもあり、対応していても枠がオープンしてすぐに完売するほどの大人気。何度アプリを更新しても「準備中」の表示のままで、まるでモバイルオーダーが幻想のように感じられる日も。
予約開始のタイミングすら不明なため、「いつどこで開放されるのか」毎日見張っている人も多く、まさに“早押しバトル”状態です。
“SNSの魔法”が、欲望をかき立ててくる
そして、もっちゅりんの買えなさに拍車をかけているのがSNSの存在。
X(旧Twitter)やInstagramでは、食べられなかった人の嘆きと同時に、「買えたよ!」「もちもちでやばい」「これは革命」といった喜びの声も拡散されています。
そのビジュアルはつやっとしていて、どこか神々しく、箱に整然と並んだ様子は“選ばれし人”だけが見られる光景。
「あぁ、私も食べたい…」
そう思うたびに、検索して、探して、並んで──そしてまた買えない。
この繰り返しが、どんどん欲望と期待を高めていく。スイーツって、ほんとうに罪深い。
地域や店舗で異なる「販売ルール」の壁
さらに混乱を呼んでいるのが、「販売ルールのバラつき」です。
- 開店直後に全種類を出す店もあれば、
- 13時や15時に追加焼き上げで出す店もあり、
- 整理券制・時間指定・個数制限(1人◯個まで)を設けている店舗も。
この情報、ミスド公式サイトには掲載されていないことが多く、現地に行かないと分からないケースも。
つまり、「いつ行けばあるのか」「どこなら狙えるのか」が非常に掴みにくいのです。
同じ時間に行っても、ある店では列ができていて、別の店では「本日分終了」。そんな現実に、心が折れそうになる人も少なくないでしょう。
でもね、だからこそ──
「やっと買えた!」の一言には、涙が出るほどの喜びが詰まっているんです。
【体験談】偶然出会えた13時の販売、4種ゲットできた感動
あの日のことは、いまでも忘れられません。
たまたま仕事を昼から休むことになって、午前の用事を済ませた帰り道。
「今日は平日だし、もしかしたら買えるかも…」そんな小さな期待を胸に、私はミスドへと足を向けました。
すると、そこには思いがけない光景が──
店の前に、静かに伸びる行列。
ざっと数えて十数人。すぐに「もっちゅりん待ち」だとわかりました。
「13時から販売があるらしいですよ」そんな声が聞こえ、私も自然とその列に加わっていました。
背中を押された“最後尾”でのやりとり
最後尾には、店員さんが立っていました。
「お並びのお客様へ。もっちゅりんはお一人様4個まで、種類は選べませんがよろしいですか?」
その瞬間、ちょっと胸が高鳴りました。
「大丈夫です。4個買います。」
そう答えると、店員さんがカウンターのようなもので数を数え、私の分もしっかりとカウント。
「これは…本当に買えるかもしれない」──そう思えたのは、ここが初めてだったかもしれません。
静かに始まった13時の販売、ゆっくりと進む列
13時ちょうど、列が少しずつ動き始めました。
歩幅ひとつ分ずつ前へ進むたび、心の中で「お願い、まだ残ってて」と祈るような気持ち。
ガラス越しにチラリと見える厨房。トレイの上には、ぷるんとしたフォルムのあの子たちが並んでいます。
15分ほどして、ようやく店内に。
「……あった。しかも、まだ全種類ある!」
カウンターの向こうには、つやつやと光る4種類のもっちゅりん。
その瞬間、胸の奥がふわっとほどけるような感覚に包まれました。
買えた喜びは、甘くて、やさしくて、ちょっと泣けた
私は、1種類ずつ──それぞれ1個ずつ、計4個を購入。
店員さんがひとつひとつ丁寧に箱に詰めていく様子を、じっと見つめながら、
「あぁ、やっと出会えたんだな…」と、なんとも言えない感情が込み上げてきました。
「並ぶ」って、ただ待つだけじゃない。
期待と不安と、ちょっとの勇気。
そして、その先にある“やっと出会えた”という感動。
もっちゅりんが、こんなにも優しい味に感じたのは、あの日の体験があったからだと思います。
もっちゅりんを買うための3つの裏ワザ
「どうしても、一度でいいから“もっちゅりん”を味わいたい」——そんなあなたに贈る、小さな勇気と工夫の物語。
① **モバイルオーダーを毎日こまめにチェックする**
ネット予約が「該当なし」の壁だったとしても、諦めるのはまだ早いです。
ミスドのモバイルオーダーは時間帯によって枠が復活することもあります。深夜〜明け方に更新されることもあるため、**寝る前と起きたあとにチェック**しておくのがコツ。
さらに、アプリ通知をオンにしておくと、新たな枠が開放された瞬間に知らせてくれることも。
「今日こそは…!」という気持ちを忘れずに、スマホと、あなたの意志を“常に準備モード”にしておくのが勝負です。
② **開店前や焼き上がり時間に合わせて並ぶ**
“店舗ごとに違う販売タイミング”こそ、勝機の鍵。
開店直後に販売する店舗もあれば、13時や15時などに追加販売を行うところもあります。先に並んでいる人と話したり、店員さんに軽く声をかけたりして、次の焼き上がり時間を探るのがコツです。
実際、平日の13時からの販売で偶然ゲットできた体験もあるように、**混雑が少ない時間を狙うと意外なチャンスが潜んでいる**ものです。
時間をずらせる日は、**少し休みを取得してでも行ってみる勇気**が、思わぬ出会いを運んでくれるかもしれません。
③ **店舗ごとの傾向を知って、攻める場所を選ぶ**
ミスドの各店舗は、それぞれ販売スタイルや入荷数が異なります。ネットにも情報が少ないため、**リアルな口コミや地元情報を活用するのが大事**。
- 地元のSNSグループ/Xで「●●店 もっちゅりん 販売」などで検索
- お店に立ち寄ったときに直接「次いつ出ますか?」と聞く
- 1人4個制限なら、知人と声をかけあって複数枠を狙う
こうした小さなリサーチが、**無名店舗を穴場に変える**こともあります。
販売時間・数量制限の実態
「どこなら、何時なら買えるのか…?」――その疑問を抱えたまま、訪れる人は少なくありません。
情報が錯綜する中でも、知っているだけで確実に“狙える時間帯”と“店舗の傾向”があります。
🕑 時間別販売パターンのリアル
実際に体験した人たちの声や店舗情報を整理すると、多くのミスドでは以下のような時間帯で**もっちゅりん販売**をしている傾向が見られます:
- 開店直後(朝一):最もオーソドックス。朝イチに並んでゲットする王道ルート。
- お昼前後(11〜13時):ランチタイムのタイミングで補充されることも多く、穴場になる店舗も。
- 午後(13〜15時頃):今回私が出会ったように、焼き上げ後に販売するケース。平日狙い目。
- 夕方〜夜(17時以降):在庫が残っていれば、客足が少し落ち着いた頃にもチャンス。
もちろん、すべての店舗がこれらすべての時間帯で販売しているわけではありません。
でも、私が並んだ店舗のように「その日の需要を見ながら追加入荷」する例もあるので、**開店時だけじゃなく、午後の時間帯こそ狙い目**な日もあります。
📦 個数制限と整理券ルール
多くの店舗で採用されているのが、1人あたり4個までの制限です。
これは一人に複数買われすぎてしまい、他の人が買えなくなる事態を防ぐための「優しさのルール」。
整理券対応する店舗では、**名前を書いた紙をもらって整理→販売時間前に戻って並ぶ**スタイル。これなら安心して待つことができます。
どちらにしても「1人4個まで」という制約があるお店は多いため、**「まとめ買い」には別の人に協力をお願いするのが有効**です。
🏖 平日と週末の混雑ピークの違い
週末(土日祝)は当然混みますが、**平日でも油断できません**。
休日は午前中の開店直後が特に激しい争奪戦に。一方、平日は**13時や15時の追加販売に目立たない行列**ができるケースも。
「平日休みが取れるなら、あえてその日に狙ってみる」──この戦略で、しれっと買えたという話も少なくありません。
📝 販売ルールは店舗ごとに異なる実態
公式サイトには細かいルールが載らないことが多く、販売方法は店舗判断に委ねられています。
だからこそ大切なのは:
- 近所の店舗に直接問い合わせる
- 地元のSNSや口コミで情報収集する
そうした地道な“前情報リサーチ”が、「めっちゃ並んだけど買えなかった…」という落胆から救ってくれます。
買えたらぜひSNSでシェアを
X(旧Twitter)に「#もっちゅりん」で投稿しよう
もしあなたが、あの“もっちゅりん”をついに手にできたなら——
その喜びを、そっと誰かと分かち合ってみてください。
X(旧Twitter)では、「#もっちゅりん」や「#幻スイーツ」というタグで、たくさんの感動の声が集まっています。
「やっと買えた!」「もちもち食感が幸せすぎる」「もう1回並びたい」
そんな言葉たちに、きっとあなたの投稿も加わることでしょう。
そして、あなたの1枚の写真が、
これから買いに行く誰かの希望になるかもしれません。
感動の味を、ひとさじの勇気とともに
“買えない”を乗り越えた先にあるのは、たったひとくちで心がほどける、あの食感。
あなたが感じたときめきや安堵や、小さな感動を、ぜひ文字にしてみてください。
それは単なる食レポではなく、読んだ人の背中をそっと押す、やさしいエールになります。
「#もっちゅりん、ついに出会えた」
そんな一言が、あなたのタイムラインを、ちょっと甘く、あたたかく彩ってくれるはずです。
この記事のまとめ
この記事のまとめ
- ミスド「もっちゅりん」は想定以上の人気で“幻スイーツ”化している
- モバイルオーダーは予約枠が少なく、事前準備がカギ
- 開店直後や13時以降などの販売タイミングを狙うのが有効
- 店舗ごとに販売時間・ルールが異なるため、事前調査が重要
- 「買えた日」の感動は、待ち時間以上の価値をくれる
もっちゅりんは、ただのドーナツじゃありません。
そのもっちりとした食感の奥には、「やっと出会えた」という小さなドラマが詰まっていて。
買えない日も、並んだ時間も、ため息すらも、
すべてが、あなたの「甘い体験」の一部になっていく。
わたしはそう信じています。
だから、もしも今日買えなかったとしても、あきらめないでください。
あなたの“もっちゅりんストーリー”は、まだ始まったばかり。
次こそ、きっと出会えますように。
そしてその瞬間、ふわっと心がとろけますように──。
甘野ひより 🍩
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