2025年4月28日に放送された『今日、好きになりました。ニュージーランド編』第4話では、2泊3日の旅の終盤に向かうなかで、恋の矢印が錯綜し、切ない涙と覚悟の言葉が交差する物語が描かれました。
特に注目を集めたのは、せりとみづきの関係性。2日目のグループ行動で奇跡的に同じチームとなった2人は、遊園地でのひとときを通じて距離を縮めますが、そこには「好き」という想いだけでは越えられない心の溝が存在していました。
また、ゆうやによる夜景の下での告白、ひなたの想いと涙、さわととういの安定した関係など、番組史に残るドラマチックな展開が目白押し。今回は第4話の展開を丁寧に追いながら、彼らの心の動きを水嶋遥の視点で綴ります。
- 第4話で交錯する恋模様と各ペアの関係性
- 視聴者の共感を集めた涙とすれ違いの背景
- スタジオの声と最終回に向けた見どころ
せりとみづきの“友だち感覚”がもたらすすれ違い
第4話で最も心を揺さぶったのは、せりとみづきの関係の変化でした。
2日目のグループ行動では、偶然にも—or運命にも—同じグループとなった2人。
しかしその時間の中で見えてきたのは、“好き”という気持ちでは埋められない心の距離だったのです。
遊園地デートで見えた“心の距離”
せりは、旅の折り返しでみづき一択の気持ちを固め、行動に移しました。
アイスを食べながら「僕はもうみづきちゃんだけを見てる」と真っ直ぐに告げ、花くじでみづきと同じ色を引いた記念に作ったキーホルダーまで渡すという、まさに全力のアプローチ。
その姿はスタジオでも「かわいすぎる!」と声が上がるほどで、視聴者からも「まっすぐすぎて泣ける」と反響がありました。
ですが、そうした“想いの温度差”が、2人の間にそっと、でも確実に影を落としていたのです。
「なんで私なんだろう?」みづきの問いにせりは——
みづきは、せりからの想いを受け取りながらも、少し首をかしげるようにしてこう尋ねました。
「ひなたちゃんとわたしって言ってくれたじゃん。なんで私なんだろう?」
この問いに、せりは真剣に、そして丁寧に答えました。
「2人でいるのが楽しい」「素の自分でいられる」「もっと笑顔にしたいと思える」と、気持ちだけでなく、理由のある“好き”を語ったのです。
みづきも「優しいですね」と微笑みながら受け止めてはいたものの、どこかまだ迷いを残したような表情。
その奥にあったのは、彼女なりの“恋愛と友情の間”で揺れる感情でした。
視聴者も涙した“ごめん、ごめんなさい”の真意
「友達感覚が強いかなっていうのがあって…」
みづきのこの一言は、せりにとっても視聴者にとっても、胸を締め付けるような瞬間でした。
せりの誠実さが伝わるからこそ、それに応えられない自分を責めるように、みづきは繰り返しました。
「なんかごめんなさい」「ごめん、ごめんなさい」
この謝罪には、「好きじゃない」という拒絶よりも深い、“応えられないことへの苦しさ”が込められていました。
視聴者の間では、「あの涙はずるい」「切なすぎて見ていられない」と多くの共感の声が上がり、SNSでは“#せりみづ”がトレンド入り。
想いの強さとすれ違いの切なさが交差するこのシーンは、まさに今シリーズ最大のハイライトとなりました。
ゆうやとみづきの夜景告白、その答えは…
第4話の夜。ニュージーランドの美しい夜景の下、ふたりきりで時間を過ごしたのは、ゆうやとみづき。
昼間は別グループで過ごし、接点が少なかったふたりにとって、ここが事実上“最初で最後のチャンス”とも言える大切な場面でした。
静かな空気と灯りがふたりを包む中で、ゆうやは静かに、そして誠実に、みづきへの想いを口にしたのです。
静かに伝えられた想いと、保留された返事
ゆうやの告白は、「好きだよ、ちゃんと気持ち伝えたくて」というまっすぐなものでした。
対してみづきは、真剣な眼差しを受け止めつつも、はっきりとした答えを出すことはできませんでした。
「ありがとう。でも…もう少し時間をもらってもいい?」
その返事はやさしくて、でもどこか遠く感じるものでした。
伝える側と受け取る側の“タイミングのずれ”が、視聴者の心にじんわりと沁みたシーンです。
“切なすぎる”の声が続出したワンシーン
スタジオでも「これは切なすぎる…」「ゆうや頑張ったのに」と声が漏れるほど。
ゆうやの穏やかさと誠実さが際立っただけに、返事が曖昧だったみづきの言葉は余計に響きました。
SNSでは「#ゆうや報われてほしい」がトレンドに入り、ゆうや推しの視聴者たちの悲痛なツイートが相次ぎました。
それでも、彼の告白は「伝える勇気」としてしっかり刻まれ、“ひとつの恋のかたち”として、誰の記憶にも残る場面となったのです。
ひなたの想いと涙、報われない恋の苦しみ
そして、もうひとつ。視聴者の涙腺を最も刺激したのが、ひなたの姿でした。
彼女が想いを寄せていたのは、せり。
でも、せりの心がみづきに向いていることは、もう気づいていた。
それでも、どうしても諦めきれなかった——そんな強くて、切ない想いが、画面越しに痛いほど伝わってきたのです。
せりに惹かれるも届かない気持ち
ひなたは、一歩引いたところからせりを見守ってきました。
グループ行動ではすれ違い、時間を共にすることも少なく、想いを届ける“チャンス”すらなかったと言っても過言ではありません。
それでも彼女は、せりの笑顔を見るたびに心がざわつき、ふとした瞬間にその背中を追いかけてしまう。
“好きなのに言えない”という葛藤が、そっとにじんでいました。
“想いを伝える”ことの尊さと痛み
そんな中、とうとう彼女の心があふれてしまう瞬間が訪れます。
画面には、静かに涙を流すひなたの姿。
「伝えたかったけど、こわかった」「もう遅いよね…」
そんな言葉とともに流れる涙に、視聴者の多くが心を打たれました。
“好きって言えない”恋もある。けれど、それでも好きだった。
ひなたの恋は実らないかもしれない。
でも、その想いを持ち続けたこと自体が、きっと彼女を強くする——そんなふうに思わせてくれる、静かで、そして尊いラストでした。
さわととういの関係は“唯一の安定要素”?
恋の矢印が錯綜する中で、まるで嵐の中のオアシスのような関係を見せていたのが、さわととうい。
周囲のすれ違いや涙に揺れる中で、このふたりの姿はどこか落ち着いていて、見ているだけでほっとする。
「安心できる恋って、やっぱり素敵だな」と思わせてくれる、そんな関係でした。
第一印象から変わらぬ信頼と安心感
とういとさわは、お互いを第一印象で選び合った“両想いスタート”。
その印象は変わることなく、旅の終盤に至るまで一貫して信頼関係を築いていました。
一緒にいる時の空気感は自然体で、恋愛というより“居心地の良さ”が際立つのが印象的。
視聴者の間でも「このふたりは成立しそう」「唯一安定してる」と安心感の声が多数上がっていました。
視聴者が応援する「成立確実」の声
恋愛番組では波乱の展開や逆転劇が注目されがちですが、それでもこうした安定したカップルがひと組いるだけで、物語全体に“やさしさ”が生まれます。
とういの穏やかさと、さわの芯の強さが絶妙にバランスをとっているからこそ、この関係は揺らがない。
SNS上では「このまま成立して」「最後まで見届けたい」と、ふたりへの応援の声が溢れていました。
グループ分けが招いた“恋の分断”とその余波
今回の第4話におけるもうひとつの象徴的なテーマが、“花くじ”によるグループ分け。
運命を変える一枚の紙は、期待と不安の入り混じる恋模様を、意図せぬ方向へと進めてしまいました。
恋の距離を近づけるはずの時間が、逆に心を引き離してしまう——そんな切なさがあったのです。
花くじによって引き起こされた“歴代屈指の悲劇”
2日目の行動を決定づけたのは、“花くじ”という完全なる運任せ。
これにより、ゆうやはみづきと、ひなたはせりと、それぞれ物理的な距離を置かれる結果となりました。
恋の矢印が交差していた彼らにとって、それは“想いを届けるチャンス”を完全に奪うものだったのです。
RealSoundでも「歴代屈指の残酷なグループ分け」と評され、視聴者からも「やり直してあげて!」と悲鳴にも似た声が上がりました。
離れたことで気づく想いの価値
しかし、離れることで初めて気づく想いもある——それもまた『今日好き』の醍醐味。
物理的な距離があるからこそ、心の距離がより浮き彫りになる。
例えば、ゆうやはみづきへの強い気持ちを、そしてひなたは“どうしようもなく好き”という感情を再確認していきました。
一緒にいられない時間が、恋を深めていく——そんな構図が静かに、でも確実に描かれていたのです。
スタジオの声が導く未来——“激モテ男子”への試練
スタジオで恋模様を見届けていたのは、NON STYLE井上裕介さんをはじめとするおなじみの見届け人たち。
彼らの言葉は、時に鋭く、時にやさしく、番組の展開に対する“もう一つの答え”として機能しています。
第4話では特に、せりの行動と感情について多くの意見が交わされました。
せりに与えられた恋の宿題とは?
みづきに想いを告げたせり。
しかし、その答えは期待通りには届かず、「ごめんなさい」の言葉に心を揺さぶられる結果となりました。
この展開を受け、井上さんは「これはせりに与えられた“試練”なんちゃうか」と語りました。
恋愛はいつも自分の思い通りにはいかない。
でも、その先にある“本当に大切な何か”に気づけるのが、青春恋愛リアリティショーの醍醐味でもあるのです。
NON STYLE井上のコメントに視聴者も共感
井上さんの「激モテ男子になるかどうかは、この壁を乗り越えられるかやな」というコメントは、スタジオを包んだ静寂のなかにすっと入ってきました。
この言葉には、多くの視聴者も「ほんとそれ」「せりに響いてほしい」と共感。
恋は結果だけじゃない。
どれだけ誠実に、そして全力で向き合えたかが、未来を変える鍵になるのだと思います。
今日好き ニュージーランド 4話の切なさと希望を込めてまとめ
第4話は、誰かの気持ちが届き、誰かの気持ちは届かなかった、そんな“切なさ”の詰まった回でした。
だけどその一方で、どの関係にも“希望”が見えたのも確かです。
好きという気持ちがぶつかり合い、迷い、涙しながらも前へ進もうとする姿に、視聴者は心を動かされました。
交錯する想いに“答え”は出るのか?
せり×みづき、ゆうや×みづき、ひなたの片想い、さわ×とういの安定カップル。
そのどれもが、まだ結末を迎えていない“途中の恋”です。
そして、その答えは、最終日の告白で明らかになる。
想いを伝えることの勇気、受け止めることの覚悟。
最後の一歩を踏み出す彼らを、静かに、でも確かに応援したくなるのです。
告白の行方がすべてを決める最終話へ
いよいよ次回は最終話。
それぞれの「好き」が、本当に“伝わる”瞬間がやってくる。
言葉にすること、目を見て伝えること、それはとても怖くて、それでも前に進むために必要なこと。
『今日、好きになりました。』ニュージーランド編。
その最終章が、どんなエンディングを迎えるのか、最後まで目を離さず見届けたいと思います。
- せりとみづきの関係に生まれた“友だち感覚”のすれ違い
- ゆうやの告白とみづきの保留に切なさが溢れる
- ひなたの想いと涙が視聴者の共感を集める展開
- さわととういは安定した関係で視聴者から高評価
- 花くじによるグループ分けが恋模様に大きな影響を与えた
- スタジオメンバーが語る“せりの恋の宿題”と未来
- 第4話は切なさと希望が交錯する重要なエピソード
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